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2006年 04月 15日
初仕事
今日から何気に展覧会。
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ギャラリーに行く前に展示に使うクリップを買い足そうと外に出た瞬間シーーーンと、静か過ぎて静けさがうるさいぐらいの感触を味わう。もちろんスーパーは休み。そういや、イースターっていう誰かの復活祭とか言ってたな。ということで、買い出し出来ず、ギャラリーへ。実は昨日も何も展示準備はしてない。使うであろう素材を買いそろえただけ。展覧会前日、当日とこんなに呑気な感じなのは初めて。昨日の日記の通り、普通に食事に行ってたぐらいだ。まぁというのも、今回の展覧会の設定をオープンスタジオと言うことにしたから始まらないと始められない。でも逆に言うと、始まってからが勝負なわけです。しかし、最低限展覧会が始まるまでに机を設置したり、今までのドローイングを少し壁にはったりして準備しようと思って少し早めにギャラリーに行った。雨が降り出した。いつも通り怪しい天気。電車のモニターで流れてる天気予報を見ると実に意味不明である。晴れと曇りと雨が全部出ている・・・壊れてるんじゃないかと思うが、天気もそれ相応に壊れている。こんな天気でしかも祭日だ。果たして誰がこんな日に名もない若造の展覧会に誰が来ようか・・・?まぁそれでも仕事をするのが僕の役目。ギャラリーに着くなりいやな予感満載。ギャラリーの正面が閉まってる時点で怪しい。インターフォンを押しても返答なし。電話をかけてみると、、、出た。そして、ギャラリー正面からツカツカと濡れた髪で登場。こんな時間にシャワーか・・・少しあきれる。どう考えてもそろそろ僕が来ることはわかるやろ。そしてギャラリーの中に入る。汚い。意味不明のテーブルとソファ。そして正面の窓ガラスにはマジックで書かれたどうしようもない絵。初仕事_e0059307_7394425.jpgそれで居てシャワーあがりたてのアンビカ(ホビーギャラリスト)。やはり油断したな。まぁでも少し想像はついてたけど。僕はすぐさま掃除から取りかかろうと、机とソファーの撤去を依頼する。すると、え?!というアンビカ。そんでもってアンビカの彼氏登場。彼氏が、なぜ机とソファーをどけるの?と聞いてくる。それに返して、なぜ僕の作品に必要ないものを置かないといけないの?と僕。なんとかそれで了解してくれて後でどけると言う。そして、窓の絵を落とそうと、窓を洗うスポンジを借りようとキッチンに行く。するとクレープを鼻歌混じりに焼いている。正直、その薄いクレープを破りたくなった。でも、おとなしくスポンジを借りて、窓ふきに専念。この図が笑える。「“必死にギャラリーの窓を拭くアーティスト“と”キッチンで彼氏といちゃつきながらクレープを食ってるギャラリスト”」・・・。まぁそんなもんか。趣味で気楽にやってるんやから仕方ないか。その窓、油性のマジックでゴリゴリ描かれているのでなかなか落ちない。アンビカは食事が終わって手伝うのかと思いきや、彼氏と1時間ぐらい散歩しに行くといって出て行った。僕はそれをまだ拭き終わらない窓越しから見送った・・・ここでも1つ、「“必死にギャラリーの窓を拭くアーティスト“と“彼氏と散歩するギャラリスト”」・・・そうか、わかった。ギャラリーと思うからあかんねや。ただの家で僕が頼んでやらせてもらってると思えばいい。でもなんか嫌やな・・・なんとか窓を拭き終えて、次は床掃除。ここまでくればこれも展覧会の一部にするしかない・・・掃除のパフォーマンス?(笑)それもなんとか終わった頃にアンビカが帰って来た。そしてようやく、机とか片付けはじめた。やっとか展覧会のために動いてくれたアンビカ・・・(遅過ぎやし)まぁもう既に掃除しながら制作を開始してたけど。そんなこんなでなんとか落ち着いたのが夜の7時。展示は7時まで・・・始まると同時に終わった・・・さて、これからバリバリ仕事するぞ。そんなハチャメチャ展覧会初日・・・明日(15日)は昼過ぎにパフォーマンスでもしよかな。良かったら来てみて。
初仕事_e0059307_742843.jpg

関係ないけど、突然ギャラリーの前に現れた。なんやこの少年は!?

by mapping_yuki | 2006-04-15 07:47 | Diary


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