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2005年 12月 22日
家の中、本の外
全くもって天気が悪い。寒くてもいいから、一日中晴れてほしいもんやな。
家の中、本の外_e0059307_11144765.jpg
そんな事もあってか、最近はめっきり部屋の中に居ることが多い。読書をする。最近、おかんから送られてきた、「1リットルの涙」という本を読んだ。なにやら、日本ではこれがドラマ化されちょっとしたブームになってるらしい。日本にいる友達もそのドラマを見ているという。ブックカバーの帯にもわざわざ丁寧に、ドラマの宣伝付き。その友達が、冗談まじりに面白いことを言った、「次で最終回だから、僕の生きがいも無くなるよ。」と(笑) 生きがいを気付かせるようなドラマのはずやのに(笑) 人それぞれやけど、こういう感動系、涙系のドラマや本を好まない人もいると思うけど、僕は結構、読むタイプ。でもこの手のは、進められないとあんまり読まへんか。簡単に内容を言うと、ある女の子が中三の時に脊髄小脳変性症という、運動機能が低下していく病気にかかり、25歳という若さで亡くなり、その間の闘病生活のドキュメント、その女の子の日記が綴られてる本。でもこれ、もう20年ぐらい前の話し。当時もブームになったんやろうけど、なんでまた今になって、ブームになってるのかが不思議。本に限ったことじゃないか。ひねくれて言えば、結局は金儲けの戦略とも思えなくもない。でも、今の人がこういう心境を求めているのかもしれない。実際、僕も今のこのブームに乗っかって知った。カバーの裏に、色んな人の感想が一言記載されている。東京都知事の石原慎太郎も「生きることに悩んでいるすべての人々にこの本を読ませたい。」と記載されている。どうも、本にこういうのを付けるのは個人的には好きじゃない。しかも、デカデカと、タイトルに負けないぐらいのデカイ字で書かれてるので、目につく。そして、こういうのを見てると、そういう先入観が読む前に出来てしまう。そんな先入観はタイトルで十分。それで、読み終わって、もしそういう気持ちにならなければ、自分は駄目な奴なのか?と思ってしまう。だから好きじゃない。まぁともかく、この再ブームで多くの読者がこの本を読んで励まされたり、気付かされたってことはいいことだと思う。だだ、「ブーム」ってのがクセもんで、「ブーム」は過ぎ去って、なかったかのようになるから「ブーム」なんやとおもう。だから、その気持ちもただの「ブーム」になってしまったら悲しいなぁ。できればずっとそういう気持ちを大切にしたいもんやね。しかし健全な人間にはよっぽど意識しな難しいよな。でも、ふと何かあった時にまた思い出せるだけでもいいのかもしれない。そもそも、本ってそういうもんかもしれへんな。と、長々と、本の内容、そして感想には全く触れずここまで書いてしまった・・・感想はあえて書きません。僕の感想を聞きたいぐらいに気になるようでしたら、読んだ方が早いです。ベルリン在住で読みたい人、又は、日本語の活字に飢えてる方、いってもらえれば貸しますよ。

by mapping_yuki | 2005-12-22 11:16 | Diary


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