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2005年 11月 28日
修行其の一
掃除というものは心身を整える・・・

のか?まぁ間違ってはいないと思う。今日は階段と廊下の掃除当番。昼過ぎに取りかかり、掃除機をかける。それだけでも良いんやけども、僕の性格上、やり出すと細かい汚れまで目についてしまう。なので、雑巾がけをする。僕の家は二階建やし、廊下も長いし踊り場もあって、全部拭くとなると結構骨がおれる仕事になる。「あぁまだまだやなぁ、広いなぁ」と思ってやっても逆に疲れるだけだ。なのでこんなとき、空手をやっている事が役立つ。「修行其の一、雑巾がけ」(笑)練習で身体を鍛えてると思えば、どんどん出来るもんである。床に這いつくばるように雑巾を坦々とかける。すると、同居人が「なんで手で拭いてるの!?モップを使えば早いし楽じゃない!?」という。そして僕は、「いやいや、これはトレーニングやねん」と返し、「映画の『ベスト・キッド』って知ってる?」と聞く。そう、あれを見れば誰もが空手を始めたくなる「ベスト・キッド」である。(ならへんか)あの有名な「ロッキー」を作った監督。同居人は知らなかったみたいで残念。ていうか、タイトルの「ベスト・キッド」とは日本だけで、英語版は「The Karate Kid」だった。その映画の中で、師匠のミヤギさんがダニエル少年に空手を教える修行でワックスかけたり、ペンキを塗らしたりさせるシーンがある。最初、ダニエルも「なんでこんな事しなきゃいけないんだ」っていうんやけど、それが後で突き(パンチ)や蹴り(キック)の受け(防御)になっている事がわかって、真剣に取り組むことになる。今日まさに僕はそんな感じで掃除をしていた。「ワックスかける!ワックス拭き取る!ワックスかける!ワックス拭き取る!・・・はいっ!ミヤギさんっ!」ワックスじゃなくてただの水拭きやけど、考えてる事は完璧なる空手馬鹿少年である。まぁ馬鹿であれ、何であれ、掃除して奇麗になったことには変わりないので良しとしよう。そして、思い込みというのも時には大切である。
修行其の一_e0059307_71977.jpg


by mapping_yuki | 2005-11-28 07:05 | Karate


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