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2005年 11月 26日
空と街が繋がる日
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目覚ましが鳴るけど、気付かないうちにズヌーズボタンを押してしまう。10分経ってまた鳴って、また押す。それを繰り返してるうちに、ヤバい時間になり、慌てて起きる。すると今日はいつもの朝より部屋が明るい。なぜかと思ったら、窓から雪が見えた。覗き込むと、既に積もっていた。もうそんな季節!?そして「雪=かなり寒い」という安直な計算が働いて、いつもより、厚着して学校に向かった。雪のせいか金曜日のせいか分からないが、来ている生徒が少なかった。学校から帰る前に、雪もやんで、青い空が久しぶりに顔を出す。「おぉ、待ってたぞお前。」という気分だ。しかしそれもつかも間、またしんしんと降り出した。「ホンマに挨拶だけやな」という気分だ。宿題を済ませて、近くの高台に散歩にでかける。こんな日こそ散歩したくなる。台風の時に外に出たくなる気分と似ている。そこは少し大きめの公園になっているし、雪が降ってるから、なんか既に山に来た気分になる。高台の上まで登ると、体も温かくなってくる。雪のベルリンも悪くない。まぁ毎日となるとそう思えんくなるかも知らんけど。白い雪が空と街並との境目を和らげて、空と同化する。または、街並が消えていくように見える。こういう空もいいもんやな。
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9時頃からなにやらわんさかと客が来はじめた。何かと思えば、もう一人の日本人の同居人が、語学学校のや何やらの友達を誘って小さなパーティーをはじめた。17、8人もいれば既に小さくはないけど。その彼女が寿司を作り、他の友達も何か手料理を作っていた。まさに多国籍料理と言おうか、寿司とクレープ、その他諸々の組み合わせ。ここにいると、いつもすごいなと思うのが、「何カ国の人が一つの部屋に入ってんねん」ということ。今日は、同居人の語学学校の友達ということやから、もちろんドイツ人はほとんどいないからよけいだ。
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まず、ドイツ人、そしてフランス人、オーストリアに、ブラジル人、カナダ人、イラン人、スペイン人、メキシコ人、そして日本人。10カ国。11カ国集まったら、地球儀をボールにしてサッカーでもしてみたいもんやな。そしてやはりドイツ語を話しているから不思議なもんである。その中の一人のドイツ人が、面白いものを作ってくれた。「Feuerzangebowle」(フォイヤーヅァンゲボォーレ)という温かいワインベースの飲み物。どうやら、クリスマスとかにかかせないドイツでは一般的な飲み物らしい。ドイツはじめての冬を越す僕には初めての飲み物である。それは香辛料やジュースをワインで煮立てる。そして、面白いのが、最後の仕上げの段階でアルコール分54度のラム酒を燃やしながらデカイ砂糖のかたまりを溶かして混ぜていくというところ。
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なんともゴージャスというかエンターテイメント性が高いというか。とにかくワクワクさせるもんがある。味は、キツくて、濃くて、甘い。この響きからは美味しいとは言えないかもしれないが、僕は結構いける口だった。たしかに体も温まる。でももう少し甘さが控えめでもいいかなと思う。味はともかく、気に入ったので、レシピを教えてもらった。そして、その後も長々と多国籍パーティーはつづく。そんな雪で寒い夜の過ごし方に出会った。

by mapping_yuki | 2005-11-26 10:43 | Diary


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