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2006年 04月 12日
フィクションな存在
久しぶりに、Tシャツを着る時につっかかるぐらい、髪の毛を切ってしまった。要するにクリクリ坊主。
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決戦は金曜日じゃなくて、火曜日。今日は、ビザの申請の日。予約が8時半なので、外人局に朝の8時過ぎに行って、順番を今か今かと待つ。おそらくこの写真の光景はベルリンに住む外国人ならおなじみの光景だろう。病院で働いている人には悪いけど、病院並にいい雰囲気がしない。で、今回、1年間のワーキングホリデーのビザが切れてしまうということで更新しに行ったわけやけど、今回僕が申請したのは大きく出て、4年間のアーティストビザ。予定の8時半を軽く当たり前かのように40分ほどオーバーしてやっと呼び出されて、部屋に入る。今回の担当はフラオ・アンガーンさんだ。って言うてもただの役所のオバハンである。しかしこのオバハンをナメテは行けないらしい。なのでオバハン様と言っておこう。なぜなら、担当者によって大きく左右されると聞く。部屋に入るなり、フラオ・アンガーンは怪訝な顔をしている。しかもなぜか、既に僕の顔写真やら書類やらを持っていた。そこでいきなり言われたのはあなた不法滞在じゃないの?と。え!?いくら機嫌が悪いからってそれはないやろ。と、思っていると、思いだした。そういや、一昨年に観光で来てた時にちょっとしたビザのトラブルがあったことを思いだした。その時の手続きをちゃんと済ませてなかったらしく、まだずっとドイツに潜んでいたと勘違いされたらしい。パスポートを見せて、帰ってたということを証明する。それでその件は一件落着。でもしっかり控えられてるもんやねんな・・・危ない危ない。で、今回のビザの申請に必要な書類を渡して、また待機。

かれこれ一時間。一瞬ドアが開いた時に覗いたら、フラオ・アンガーンはコーヒーとサンドイッチをたしなんでいた。仕事せーや。おい。

そして、1時間半後ぐらいにやっと呼び出されて、とりあえずお金を会計所で払って来てと紙を渡される。20ユーロ。ん?これ安過ぎひん?と、いやな予感。ひょっとして滞在期間が短いのか? まぁとにかくお金を払って、もう一度フラオ・アンガーンのところへ。そして、出されたのが、たった3ヶ月のビザ!あーぁ、最悪やぁー・・・とがっかりしていると、付き添いで来てくれてた彼女が、これは仮の滞在証明書だよという。確かによく見ると、“フィクション”って書いてある。何やそれ(笑)ドイツにおける今の僕の存在はどうやらフィクションらしい。で、これの意味はどうやら、この場だけでは決められない、つまりフラオ・アンガーンだけでは決められないということで、別のところで審査にかけられるので時間がかかるということでその期間の間の滞在許可証らしい。なので、まだどうなるか分かりません・・・せっかく今日で終わらして清々しい一日を過ごそうと思っとったのに・・・不安な日々がえらい伸びてもうたな・・・一体僕の行方は・・・乞うご期待!
フィクションな存在_e0059307_743714.jpg


by mapping_yuki | 2006-04-12 07:08 | Diary


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